前回は、
- なぜ今、金(ゴールド)が注目されているのか
- 株式やお金との違い
についてお話ししました。
今回は、娘の質問に答える形で、「金(ゴールド)の買い方」を分かりやすく説明します。
「金(きん)って、どうやって買うの?」
娘が不思議そうに聞いてきました。
「証券会社でも買えるよ。」と答えると、
「え?金って証券会社で買えるの?」と驚いた様子でした。
確かに、金(ゴールド)というと「金(ゴールド)の延べ棒」や「宝石店」を思い浮かべる人が多いかもしれません。
でも今は、もっと身近な形で金(ゴールド)を持つことができる時代になっています。
そこで今回は、金(ゴールド)の具体的な買い方についてお話しします。
金(ゴールド)の買い方は大きく3つあります
金(ゴールド)の買い方は、大きく分けると次の3つです。
- 純金積立
- 金地金(現物)
- ETF・投資信託
それぞれ特徴があります。
① 純金積立(コツコツ型)
毎月少しずつ金を買っていく方法です。
例えば、
- 毎月1,000円
- 毎月3,000円
など、少額から始めることができます。
金の価格が高いときは少なく、安いときは多く買うことになるため、長く続けるほど平均的な価格で購入できます。
貯金のような感覚で、コツコツ続けたい人に向いています。
② 金地金・金貨(現物)
これは、実際の金をそのまま持つ方法です。
- インゴット(延べ棒)
- 金貨
などを購入します。
実物を手にすることで「金(ゴールド)を持っている」という実感があるのが特徴です。
ただし、
- 保管
- 盗難
などには注意が必要です。
③ ETF・投資信託
最近増えているのがこの方法です。
証券口座を使って、金(ゴールド)の価格に連動する商品を購入します。
- スマホで売買できる
- 少額で始められる
- 現物を持つ必要がない
という特徴があります。
NISAで買える商品もあるため、資産運用の一部として取り入れる人も増えています。
金(ゴールド)は「もうけるため」だけのものではない
ここで一つ大事なことがあります。
金(ゴールド)は、もうけるためだけの投資商品ではありません。
金(ゴールド)の役割は、
- 株式が下がったとき
- 通貨の価値が弱くなったとき
- 世界情勢が不安定なとき
に価値がゼロになりにくいことです。
つまり、資産を守る役割を持っているのです。
たとえるなら「消火器」
金(ゴールド)はよくこう例えられます。
「家に置いておく消火器」
火事が起きてから消火器を買うことはできません。
使わないかもしれないけれど、持っていることで安心できる。それが金(ゴールド)の役割です。
FPとして感じていること
~金とのちょうどいい付き合い方~

FPとして多くの方のご相談を受けていると、最近は株式や投資信託を持っている方は増えてきました。
一方で、「金(ゴールド)」を持っている方は、まだそれほど多くないという印象があります。
金(ゴールド)は、大きく増やすための資産というよりも、資産全体のバランスを整える役割を持っています。
たとえば、株式など値動きのある資産と組み合わせることで、全体の揺れをやわらげる存在になることがあります。
ただし、ここで大切なのは、金(ゴールド)も“価格が動く資産”であるということです。
だからこそ、最初から大きな金額を持つのではなく、少額から積立で始めてみることで、
- 値動きに慣れる
- 投資との距離を縮める
という意味で、「投資の入り口」として考えることもできるのです。
とはいえ、金(ゴールド)だけで資産づくりができるわけではありません。
株式や投資信託など、他の資産と組み合わせて、全体のバランスの中で考えていくことが大切です。
金(ゴールド)は、
- 資産を守る役割
- 投資に慣れるきっかけ
その両方の顔を持っています。
「自分にとって金(ゴールド)はどんな役割なのか?」を考えながら、無理のない範囲で取り入れていくことが大切だと感じています。
あなたなら、どうしますか?
そして、ここで一つ考えてみてください。
「じゃあ、私はどうしたらいいの?」
- どれくらい持てばいいのか
- そもそも自分に必要なのか
- 他の資産とのバランスはどうするのか
これは、人それぞれ違います。
だからこそ、ご自身の状況に合わせて一緒に考えていくことが大切です。
- 株式
- お金
- 金(ゴールド)
それぞれ特徴の違う資産です。
あなたは将来のために、どんな資産を持っておきたいと思いますか?
そんな話をしていると、娘がぽつりと言いました。
「なるほどね。少しなら持っていてもいいかも。」
その言葉を聞きながら、金(ゴールド)のことをきっかけに、お金について考える時間が増えるのも悪くないなと思いました。
これからどんな選択をしていくのか、少し楽しみに見守りたいと思います。
