【FPライフ・4C通信 No.2】
〜今を楽しむお金の使い方〜親子で紡ぐ思い出という財産〜
家族との時間は、永遠に続くわけではありません。
相続診断士会の懇親会で、ある男性から聞いたお話に、私は心を動かされました。
それは「親と会える時間を意識して作る」という、シンプルだけれど、なかなかできない取り組みのお話でした。
相続対策とは、単なる財産の整理や手続きだけではありません。
本当に大切なのは、家族と心を通わせる時間を持つことです。
今回は、心あたたまる実例を通して、「親との時間を大切にすること」「今を楽しむお金の使い方」についてお伝えしたいと思います。
家族旅行で絆を深める
50代になり、親も70代を迎えた彼は、家族との時間を意識するようになりました。「親に会える時間は限られている」と気づき、毎月目的別に旅行を企画。
- 夫婦+奥様の母親
- 夫婦+ご主人の父親
- 家族4人旅行
- 自分の自由な旅
これをローテーションして、親との交流を深めているそうです。
月ごとの「目的別旅行」の工夫
移動はほとんど車。宿泊だけ押さえ、現地では気楽なプラン。
「親の体調や気分に合わせて、無理せず楽しむことを一番に考えているんです。」
スケジュール調整にも一手間かけ、無理なく続ける工夫をしています。
親に会うことが相続準備
親御さんと一緒に過ごす中で、
- 施設への入居
- 家の管理
- お墓や相続の話
にも、自然に話題が及ぶように。
「やっぱり会わないと、気持ちは分からないから。」
彼のこの一言が、深く胸に残りました。
今、お金を使うという選択
彼は、老後資金の一部をあえて「今」に使っています。
将来の不安に備えるだけでなく、今、家族との思い出を作るためにお金を使う。
FPとしても、ぜひ勧めたい考え方です。
おせっかいチェックノートで気づく、本当に大切なこと
私たちは、つい自分のことで精一杯になりがちです。
「親のことも気にかけなきゃ」と思いながら、忙しさに流され、後回しになってしまうことも少なくありません。
そんな小さなズレに、早く気づいてほしい。
それが、私がおせっかいチェックノートを作った理由です。
このノートでは、
- お金のこと
- 家族のこと
- 老後のこと
について、自分の今の状況をチェックできます。
整理していくうちに、「親との時間をどう作っていこうか」「今、何を優先すべきか」が自然と見えてきます。
気づいたときが、動き出すチャンス。
大切な人との時間を、どうか後悔のないように。
まとめ
思い出は最高の財産
相続準備とは、手続きの前に、心を通わせる時間を持つこと。
「また会おうね」と言える関係を作るために。
今、できることから始めましょう。
